02 船辨慶 Funabenkei

Funabenkei
船弁慶
ふなべんけい
能のあらすじ02
五番目物
著者
観世小次郎信光
役 cast
前シテ
静御前
後シテ
平知盛
子方
源義経
ワキ
武蔵坊辨慶
ワキツレ
源義経の家臣
間狂言
船頭
あらすじ
シテ(静、知盛の怨霊)、ワキ(辨慶)、間狂言(船頭)の技が相乗効果を生み、ドラスティックな展開を生み出す能、船辨慶。そこに子方の義経が花を添えます。前半では義経の都落ちが語られ、大物の浦での静との別れが描かれます。
後半は一気に雰囲気を変え義経一行は船上へ。狂言方の力で長閑な海上は暗雲立ち込める怪しの海へ。
船頭の狂言方が前半と後半の情と念、静と動を見事に一つのストーリーとして繋げていきます。
ストーリー

「子方装束」浅黄地貝尽長絹
平家を滅ぼした源義経が、梶原景時の讒言により兄頼朝から命を狙われる身となり、やむなく一旦、都落ちをした事、九州へ逃れようと大物浦(だいもつのうら、兵庫県尼崎)にたった十人あまりで向かっている口惜しさなどがワキ方により語られます。前半は静と義経との別れ、「悲哀」がテーマ。大物浦に着き、辨慶は九州に向かう船の準備をしつつ、同道していた白拍子の静御前を都に帰すよう義経に進言します。

「静装束」紅白段菊短冊唐織
俄に信じられない静は義経の元へ。しかし義経から直に帰れと言われた静は、別れの酒宴で烏帽子、直垂を着けて別れの舞を舞います。


「静装束」白地稚松梅枝裾市松文様長絹




海は荒れているが空は好天。船頭も良い顔。舞台上では漕ぎ手は狂言方1人ですが、本当は漕ぎ手がたくさん乗船している軍船を表現しています。



「あら珍しやいかに義経 思ひも寄らぬ浦波の」義経に会った平知盛の亡霊の狂喜の一言。
「知盛装束」白地稲妻丸龍文様袷狩衣、白地波立涌文様半切



「東方降三世 南方軍荼利夜叉 西方大威徳、北方金剛夜叉明王、中央大聖不動明王」


Photo by kuma.one , 人見 淳

能楽師による
「うんちく」
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